「ベーカリージャパンカップ」とは
2年に一度開催される
日本唯一の「パン職人」の
ナンバーワンを決める競技会です。

日本のパン業界の
発展や技術向上を目的とし、
全国のパン職人が
「食パン部門」「菓子パン部門」
「調理パン部門」
の3部門で、
国内産小麦100%を使用したパンの
技術や商品力を競い合います。
優勝者には
農林水産大臣賞などが贈られるなど、
パン職人にとって名誉ある大会です。

株式会社神戸屋
マーケティングディビジョン
田熊 大幹
今回出場したベーカリージャパンカップ菓子パン部門では「国内産小麦100%使用」という規定のもと、6種類の作品を作りました。課題作品を通して日本らしさを表現したいと考え、国内最大の産地である北海道産の小麦粉から作った2種類の生地に、日本各地の特色ある食材を組み合わせました。
「あんパン」「メロンパン」「クリームパン」といった日本独自の菓子パンに個性を加える表現は、難しさと同時に大きなやりがいを感じることができました。また、味の組み合わせはもちろんのこと、コンテストの場で際立つ外観にもこだわって制作しました。
初めてベーカリージャパンカップに挑戦する中で、作品制作や大きな舞台で行われる決勝の準備など戸惑う事もありましたが、それらは最終的に大きなやりがいとなったと感じています。また、大会への参加は国内産小麦粉の持つ魅力やパン作りの奥深さを改めて実感する機会となりました。今後はこの貴重な経験を活かし、さらなる挑戦を続けながら、より美味しい商品を開発してお客様にお届けしたいです。

ベーカリージャパンカップ・
コンテスト
準優勝作品セット
2,500円(税込/送料別)

晩柑粒あんパン×2個
国産小麦100%で仕込んだ
ブリオッシュ生地で、晩柑ピール
入りの粒あんを包んだあんパンです。
日本の象徴とも言えるあんパンに、晩柑の爽やかなアクセントを加え、甘みとほのかな苦みの絶妙な調和を楽しめる一品に仕上げました。柔らかさと生地本来のしっかりとしたあじわいを両立させるため、蓋をして焼き上げ、富士山を象徴する模様で外観を飾っています。
誰もが知るあんパンの伝統的な美味しさを崩さず、そこに新しい価値を付加するのはやりがいある挑戦で、すべての作品の中で最も試行錯誤した作品になりました。

瀬戸内レモンとチョコ
のブリオッシュ×2個
国産小麦100%で仕込んだ
ブリオッシュ生地に、
レモンピールとチョコレートを
練り込んで焼き上げました。

「具材を練り込んだパン」という課題で制作した作品です。バターと卵を使用したリッチな生地に、パン作りでは定番のチョコレートと爽やかなレモンを組み合わせました。表面にはオレンジを添え、柑橘の華やかな香りとチョコレートの甘さが引き立つように工夫しています。
シンプルでありながら、味と見た目の両方で印象に残る一品となるよう心掛けました。


アールグレイとりんご
×2個
国産小麦100%で仕込んだ
デニッシュ生地で、りんごソテーと
アールグレイのクレームダマンドを
包み込んで焼き上げました。
「折り込み生地」の課題として、りんごとアールグレイという私の好きな組み合わせで制作しました。美しい層が映える外観に加え、アールグレイ風味のアーモンドクリーム、そしてソテーとフレッシュの2種類のりんごを使用。アールグレイの芳醇な香りとりんごの甘み、生地のパリパリとした食感が際立つ作品に仕上がりました。
作るのに最も時間がかかりますが、それだけに思い入れのある作品になりました。